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新着情報2019.06.28生活習慣病を引き起こす「習慣」と改善方法について③

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長年にわたる悪い生活習慣によって引き起こされてしまうのが生活習慣病。遺伝的要素はごくわずかで、食事や運動不足、ストレス、喫煙や過度の飲酒といった生活習慣の積み重ねによって起きることが明らかになっています。自分では当たり前と思っていた習慣を改善しないでいると将来取り返しのつかない事態を招きかねません。

前回に引き続き、それぞれが関連して起こる危険性のある生活習慣病のうち高血圧、脳卒中などを中心に運動や食事などの改善すべきことについてご紹介いたします。

 

生活習慣病は複数の病気が関連するケースが多い

脂質異常症や肥満の人はインスリンの働きが低下してしまうため、血糖値が上昇して糖尿病になってしまう場合があります。ほかにも肥満の人は体内を循環する血液の量が増えて血圧が上昇することで、高血圧症になる危険性を秘めています。また、肥満から内臓脂肪が増え、それが肝臓についてしまうと脂質異常症につながることも考えられます。

つまり、血管を健康に保つことは、生活習慣病を防ぐ基礎ともいえます。また血圧や血糖値、内臓脂肪などは、どれか一つが急激に悪化すると近い将来ほかの部分にも悪影響が考えられています。

 

 

生活習慣病になるのは大人だけではない

生活習慣病は、かつて「成人病」と呼ばれていました。かかってしまってから対策を行うのではなく、予防することが先決であるという考えから生活習慣病という名称に変更されたのです。そのため「加齢だから仕方がない」と考えてしまう部分がどうしても残ってしまっています。しかし、成人だから生活習慣病になるというわけではないことを表すデータがあります。

小学生を対象に行った血液検査で、脂質、血糖値、肝機能の数値に異常が見られた子どもの割合が10%前後にも達していました。

 

総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、中性脂肪に関していずれか一つでも異常値を示した子どもは男子10.2%、女子11.5%でした。血糖値に関してはヘモグロビンA1cを調査したところ、糖尿病の疑いがあるか、発症リスクが高い子どもは、なんと男子12.0%、女子10.9%にも達していました。AST、ALT、γ-GTPに関していずれか一つでも異常値を示した子どもは男子12.4%、女子9.5%となっており、小学生でも肝機能に異常が見られたというものです。

検査値に異常が見られた子どものほとんどが

・毎日腹一杯食べる

・早食い

・食事時間が不規則

・外遊びをしない

・1日のゲーム時間が長い

といった生活習慣だったことがわかっています。つまり、小学生であっても生活習慣によって将来の病気にかかるリスクが高くなってしまうのです。

家族全体で生活習慣を改めることが、子どもにとって、将来の生活習慣病になるリスクを減らすことが可能だということがおわかりいただけると思います。

 

 

日本人の1日の野菜摂取量は男性296.4g、女性271.6g、塩分摂取量は男性11.1g、女性9.4gとなっています。そして1日の平均歩数は男性7099歩、女性6249歩です(いずれも20歳以上の平均値)。

これに対して野菜の摂取量は1日350g、塩分摂取量は8g、歩数に関しては、男性9000歩、女性8500歩(いずれも20~64歳)が目標とされています。

もちろんこの3項目をクリアするだけで、生活習慣病にかかるリスクがすべてなくなるわけではありません。睡眠や喫煙、飲酒の量などをはじめとしたその他の生活習慣もかかわっているからです。

ですが、野菜でいえばミニサラダか小鉢一つ分、歩数に関しては約20分のアップ、そして減塩に努めるだけでも生活習慣病のリスクを減らせる可能性があります。

食事も運動も、ほんの少しの頑張りを続けることが重要となります。